Essay

すまない、また阿部芙蓉美さんライブの魅力を語るだけなんだ

7/19(日)、阿部芙蓉美さんのライブに行ってきました。人生で二回目です。きっと一生聴くんでしょうね。

場所は表参道の銕仙会能楽研修所。普段は能をやっている場所のようです。当日は30度越えの完全に真夏の気温でした。ですが中の待合室が畳だったりして、涼しげで素敵な空間でした。

非日常な空間

当日の私ですが、結構疲れてました。休日出社やら、なんかいろいろありまして。結構ストレスフルな状態だったんです。しかもストレスを解消しようとちょっとアニメを見始めたら止まらなくなってしまい、睡眠時間も少なく、我ながらダメダメ状態での参戦。父さん母さん。私はまともに自己管理のできない大人になってしまいました。申し訳ない。今度なんか持ってくから。

1時間〜30分前ぐらいにはライブ会場に入り、始まるまで体育座りで寝てました。そんなダメダメ状態でしたが、やはり音楽の力というものはすごい。というより、阿部芙蓉美さんの癒し力は、すごかったです。

とても深い呼吸の後、冒頭の挨拶から入ったライブでした。阿部さん自身、この会場で演奏するのは3〜4回目ぐらいとのこと。「辛くなったら、横になったり、外に出たり、無理しないでくださいね」相変わらずの優しい言葉。「すみませんね、ゆっくりやらせてくださいね」完全にソロでのライブだからでしょうか、以前にも増してマイペースに、時間をゆっくりと使っているのが印象的でした。

爪弾くアコースティックギターから始まる「エイトビート・サッドソング」。
前のライブではあまり手元が見えなかったのですが、今回は会場が高い位置にあったのもあり、見えました。見間違えだったら申し訳ないですが、ピックは使っておらず、アルペジオと、爪でストロークする感じで弾いていたように見えました。ギターを弾く身として新鮮で、「あ、なるほど」とも思いました。爪でストロークするのとピックでストロークするのは、前者の方が優しい音になる傾向になることが多いと思っています。もちろん弾く人にもよるとは思いますが。

あと意外だったのは、ルーパーを使っていたことです。ルーパーというのは録音した音をループ再生してくれる機材ですね。完全にギターの弾き語り一本でやるのかと思ったのですが、「シュッ」という曲ではエレピの音をループさせ、ギターを全く弾いてませんでした。「ゴミ溜めのバラード」でも高音の金属質なドローン音を鳴らしながら演奏していました。改めて阿部芙蓉美さんのパフォーマンス力の高さを知れたのがよかったですし、ルーパー愛好家の私としては嬉しい限りでした。(機材が知りたくて最後に写真撮ったんですが、遠くて判別できませんでした。白いマルチエフェクターっぽかったので、どっかの限定モデルですかね)

新曲の「Void.」、そして好きな「凪」と「君とあの海」が聴けたのも嬉しかったです。「凪」と「君とあの海」は、どちらも歌詞に海が出てくるからですかね。なんか好きなんです。当日も聴いて会場に向かっていました。

あと阿部さん。歌い方に納得できなかった時、普通に「もう一回」と言って演奏を止めずにもう一度歌い直してくれるんですよね。その演奏姿勢が、無理なくやっているように感じられて、こちらも肩の力を抜いていられるんです。

すっと心に入ってくるような歌声、美しいメロディ、優しい演奏、マイペースなスタンス。13:30からの90分、きっかりアンコールまで含めてやっていただき、私は疲れていた心が回復するのを感じていました。アンコールの際に阿部さんがおっしゃっていた、「今日の日を灯火に、明日からも頑張りたいです」という言葉が、とても印象に残りました。

素晴らしいライブ、ありがとうございました。そして音楽を続けてくださって、本当にありがとうございます。今後も聴かせていただきますし、ライブにも足を運ばせていただきます。




P.S.
せっかく久々に表参道いったので、ちょっと贅沢。ハイボールまで飲んでしまいました。帰りの電車は、阿部芙蓉美さんの曲聴きながら爆睡してました。今日を灯火に、また明日からも頑張りたいですね。

青山 川上庵にて

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